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Carrasco

Carrasco2
Carrasco1

太い幹から広がるように主枝が伸びるが、側枝はあまり分岐しない。実の収穫量は多いがオイル量は平均的。収穫するには実がしっかりと枝につくので落としにくい。土壌や気候への適応性があり、干ばつへの抵抗力もあるが、害虫には弱い。

Guitoso

Guitoso2
Guitoso1

垂直に伸びた幹は硬い。側枝の数や長さは平均的なオリーブの木であるが、枝分かれは他の種類に比べて少ない。実はしっかりと枝につくので収穫者は嫌がる。実が熟すのは遅いので年を越してからの収穫になる。他のオリーブに比べて甘みがあるので鳥が好んで食べる実である。

Chorreao de Montefrío

Chorreao2
Chorreao1

アンダルシアに根付いたオリーブの原種に近い。土地の気候の変化に強いので、猛暑や冬の寒さにも抵抗力があるが病気や害虫には弱い。

木は堅く、枝なりは良い。枝は開いた幹から柳のように垂れ下がるのが特徴であり、Chorreaoという名もそこから派生している。主枝は長いが側枝の枝分かれは他のオリーブの木と比較して少ない。

熟すのは比較的早く、実は落とし易いので収穫は楽である。濃い緑色のオイルはフルーティーでマイルド。また一粒のオリーブの実から取れるオイルの摂取量は多い。

Cornicabra

Cornicabra2
Cornicabra1

木のサイズは小さめであるが、幹から生える枝は細長く、枝分かれも多いのが特徴。葉は細長い薄緑色で、葉の裏は緑がかった灰色をしている。

収穫時期は遅いが、寒暖に影響されないため、寒暖の差が激しい土地で栽培されている。

Hojiblanca

Hojiblanca2
Hojiblanca1

通常地面からまっすぐ伸びる木で、葉の色が薄いことからこの名前がついている。寒暖にあまり影響されない木であるが、害虫や病気にはあまり強くはない。

オリーブの収穫量は多いが、一粒の実から取れるオイルの量は他に比べて少ない。フルーティーで苦味が少ないのでドレッシングに適している。

Manzanilla

Manzanilla2
Manzanilla1

木はさほど堅くはなく、枝別れもさほどしない。

オイルはリンゴのような味があるところから名前がつけられている。

収穫も比較的しやすい。乾燥には強いが、逆に水気に弱いので雨の多い年には収穫量が減る。害虫に対しても抵抗力があまりない。

Picual

Picual2
Picual1

堅い木の幹から生える枝は長くはならないが豊富な葉をつける。一本の木から取れるオリーブの収穫量は多く、収穫時に実を落とし易いので収穫が楽な木である。

極端に乾燥した土地やカルシウムが多い土壌には適しない。アンダルシア地方のハエン県で栽培されるオリーブのほとんどがPicual種である。味は平地と山地のもので異なり、平地で栽培されるオリーブは苦味が強く、山地のものはややマイルドである。

Picudo

Picudo2
Picudo1

硬い幹から長い主枝が横に伸び、側枝や葉が茂るので濃いオリーブの木である。葉の色は少し灰色がかっている。実が熟す時期は遅く、しっかりと枝につくので収穫は大変である。石灰質の土壌に適しており、冬の寒さや乾燥に強い。収穫量は多いが実が熟す時期は遅い。オイルはフルーティーで、味は甘みと酸味が適度にあり、特に熟されたオリーブは甘みがあり鳥が好んで食べることからPajareroと呼ばれることがある。